MAHOKO NAKANO
ピアニスト
4歳よりピアノを始め、10歳の時、NHK教育TV「ピアノのおけいこ」にレギュラー出演。桐朋女子高等学校音楽科、ウィーン国立音楽芸術大学を経て、パリ・エコールノルマル音楽院コンサーティスト課程を審査員全員一致で修了。その後、カナダ・バンフセンターの選抜レジデンスアーティストとして、ソロ・室内楽のさまざまな編成によるコンサートに参加する。
ロヴェーレ・ドーロ国際音楽コンクール優勝、マスタープレイヤーズ国際音楽コンクール・ピアノ部門第1位、アルベール・ルーセル・ピアノ国際音楽コンクール第4位およびルーセル賞をはじめ、ヨーロッパ各地の国際コンクールに入賞。ピエール・カルダンのフェスティバルをはじめ、ヨーロッパ、アジア、カナダ各地の音楽祭やコンサートに出演し、ソリスト、室内楽奏者として国内外で活動を継続。
中国との音楽交流にも長く携わり、1998年から2002年にかけて北京、上海、西安、瀋陽をたびたび訪れ、演奏およびマスタークラスを行う。1998年には日中平和友好条約締結20周年関連事業として北京音楽庁、在中国日本大使館で演奏。2002年には、日中国交正常化30周年を記念する「日本年・中国年」公式行事の招聘ピアニストとして上海を訪れ、演奏およびマスタークラスを実施した。2006年には在カンボジア日本国大使館の招聘によりプノンペンで一連のコンサートに出演し、最終日には日本大使公邸にてリサイタル、2012年、2013年にはパリ近郊ヌイイのOECD日本政府代表部大使公邸にてリサイタル・室内楽コンサートなど、国際文化交流や外交文化行事の場でも演奏を重ねている。
現代作曲家の作品にも取り組む機会を得て、2015年には北京の国際電子音楽祭MUSICACOUSTICA-BEIJINGに招かれ、Sikora《Reflets irisés》、 Teruggi《Autumn Song》を中国初演。今春、Maison natale de Claude‐Debussyでのリサイタルをきっかけに、ドビュッシーとその時代の文化的・社会的背景についても関心を持ち、バッハから現代作品までの幅広いレパートリーを持ちながら、作品が生まれた土地、歴史、文学、美術などを結びつける独自のプログラミングに取り組む。
フェリス女学院大学音楽学部講師を経て、UFAM国際音楽コンクール、ショパン国際コンクール in ASIAをはじめ、国内外のコンクールで審査を歴任。TV・ラジオなどのメディア出演、音楽雑誌・ウェブ媒体への執筆、翻訳、楽譜解説など活動は多岐にわたる。ショパンについては、パリでの足跡を歴史・社会・文化的背景とともにたどる研究・執筆を長年継続し、著書に『ショパンを廻るパリ散歩』、翻訳書に『パリのヴィルトゥオーゾたち』、『ショパンについての覚え書き』、録音にキングインターナショナルより『LIVE』、『ロマンティック・タイム』、フランスのエリゼ弦楽四重奏団との共演による『Au cœur du Romantisme Slave』がリリースされている。
また、音楽を通した文化交流・社会貢献にも継続的に取り組み、病院、高齢者施設、小学校などでの演奏活動を行うほか、平和・文化交流を目的とするコンサートにも参加。2022年5月、国連関連団体「世界公益同盟」より日本人として初めての金メダル受章。



